教員・研究者情報 - 佐久間　康之 | 福島大学

（最終更新日 : 2024-10-29 14:27:03）

サクマ　ヤスユキ SAKUMA Yasuyuki
佐久間　康之

所属福島大学人間発達文化学類人文科学コース

職種教授

研究成果本文へのリンク
福島大学学術機関リポジトリ　FUKURO_フクロウ_

メールアドレス

経歴
2018/04/01 ～ 2021/03/31	福島大学附属中学校校長（大学教授と兼任）
2009/04/01	福島大学人間発達文化学類教授
2007/04/01 ～ 2009/03/31	福島大学人間発達文化学類准教授
2005/04/01 ～ 2007/03/31	福島大学人間発達文化学類助教授
1998/04/01 ～ 2005/03/31	福島大学教育学部助教授
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学歴
	東北大学大学院博士課程後期国際文化研究科応用言語学博士（国際文化） (外国語教育)
	筑波大学大学院修士課程教育学研究科修士（教育学）

資格・免許
1987/03	高等学校教諭一級普通免許状（外国語（英語））
1985/03	高等学校教諭二級普通免許状（外国語（英語））
1985/03	中学校教諭一級普通免許状（外国語（英語））

教育・研究活動状況
英語教育学及び心理言語学を専門にしております。特に言語処理と産出について、「認知心理学のワークキングメモリの理論」に基づき、小学生から成人までの認知発達的特徴を探っています。（詳細は【自己PR】をご覧ください。）

自己PR
【研究の興味】日本人（小学生から成人まで）が英語を理解及び産出する際に記憶（特にワーキングメモリ）のメカニズムが如何に作用しているのかに興味があります。私たちは言うまでもなく、言語を駆使して生活しています。しかし、言語の理解には、言語そのものだけではなく、言語以外の様々な情報も関与しています。同じ情報刺激でも、五感をフルに介在するか否かでも理解の深さは異なります。さらには、記憶の定着も異なります。私の研究の中心をなすワーキングメモリとは、短期記憶の一種で様々な認知活動を行う上での認知資源です。人は言語及び非言語問わず、様々な情報を全て記憶することは不可能です。そこで、英語学習において重要となるのは、瞬時に特定の情報に注意を向け、その情報をコンパクトに整理して長期記憶貯蔵庫（大脳の海馬）に保存し、必要に応じて想い出す（検索）作業を繰り返し行うことです。　私の現在の研究は、日本人の英語学習者の対象を小学生から大学生まで認知発達段階の要因も踏まえ、ワーキングメモリに関するデータを収集しております。英語教育の研究分野において、この種の研究は基礎研究であり、明日への授業に即効性を持って役立つものではありません。しかしながら、英語学習者の一連の習得プロセス（インプットー理解ーインテイクー保持ー検索ーアウトプット）の特徴を知ることは、英語の授業を構成する様々な要因の厳選を行う際の有効な理論的知識になるものと確信しております。英語記憶とは本当に摩訶不思議でおもしろいものです。興味のある方は、校種を問わずメールでお問い合わせ頂ければ幸甚です。【本務（研究）以外の興味】建築（特にジョージアン建築）、ガーデニング、料理

現在の専門分野
英語教育学、心理言語学、ワーキングメモリ

研究テーマ
	言語処理プロセスにおける記憶（特にワーキングメモリ）の役割
	日本人英語学習者と英語母語話者との言語処理の相違
	小・中・高・大の長期的スパンにおける英語学習の認知的変容
	小学校英語：科学的データに基づく指導と評価
	英語リスニング
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共同・受託研究等希望テーマ
英語情報の処理と産出における記憶メカニズム
児童期の外国語活動及び外国語科における効果：科学的データによる検証
英語記憶と学習：効果的ストラテジー
英語リスニング：効果的学習指導
英語リーディング：理解のメカニズム、指導、評価

研究課題・受託研究・科研費
2022/04/01 ～ 2026/03/31	早期英語教育におけるワーキングメモリ機能の認知発達的変容科学研究費助成事業基盤研究(B)
2017/04/01 ～ 2022/03/31	英語の理解と産出に関する認知メカニズムの縦断的大規模調査研究科学研究費助成事業基盤研究(B)
2016/04/01 ～ 2020/03/31	英語コミュニケーション能力の長期的発達プロセスの解明：縦断的大規模調査研究科学研究費助成事業 *
2014/04/01 ～ 2017/03/31	外国語としての英語情報処理におけるワーキングメモリの構成要因に関する基礎研究科学研究費助成事業基盤研究（C)
2011/04/01 ～ 2014/03/31	縦断的大規模調査法を基礎として因果推定研究の創出科学研究費助成事業基盤研究(A)
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著書・論文歴
著書	『小中学生の英語教育におけるワーキングメモリの基礎研究』 (単著) 2023/12/25
著書	『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割とは何か』 (共著) 2021/09/10
著書	『英語好きな子に育つたのしいお話365』 2016/12
著書	『英語教育学と認知心理学のクロスポイント：小学校から大学までの英語学習を考える』 (共著) 2016/02
著書	『最新英語学・言語学用語辞典』 (共著) 2015/10
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学会発表
2024/08/25	日本人EFL小中学生に対するCNRepの項目分析：多相ラッシュモデルを用いて (全国英語教育学会第49回福岡研究大会)
2023/12/16	日本語を母語とする小中学生の英語音声産出の変容:混合効果モデルによるCNRepの再分析 (第20回日本ワーキングメモリ学会)
2023/07/23	集団式ワーキングメモリアセスメントによる小学６年生の言語的短期記憶の測定 (第23回小学校英語教育学会（JES）近畿・京都大会)
2023/03/15	A Computer-based Working Memory Measurement for Japanese Junior High School EFL Students (57th RELC International Conference)
2019/12/14	日本人小学生の英語リスニングスパンテストにおける記憶表象の特徴 (第17回日本ワーキングメモリ学会大会)
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講師・講演
2024/10/24	グローバル社会でわかりあうことの重要性とその難しさ：意識VS無意識 (福島県福島市)
2024/04/17	Cognitive Effects of Early English Education in Japan From the Perspectives of Working Memory (台北市，台湾（國家教育研究院台北院區）)
2023/12/25	Cognitive Effects of Early English Education in Japan: From the Perspectives of Working Memory (新竹市，台湾（清華大学）)
2023/12/02	早期英語教育の学びの効果：ワーキングメモリの視点から (札幌市)
2021/11/07	日本人の英語知識の長期的習得プロセスーオンライン学習の実践ー (Zoom開催)

受賞学術賞
2023/05/31	福島大学福島大学学長学術研究表彰
2022/08/06	全国英語教育学会全国英語教育学会（ARELE Vol.33）学会賞（学術奨励賞） (Development of a Listening Span Test for Japanese EFL Elementary School Students)
2020/11/10	福島大学福島大学学長学術研究表彰
2019/07/21	小学校英語教育学会（JES) 小学校英語教育学会（JES) 令和元年度学会賞（研究論文） (小学6年生の言語性短期記憶における音韻認識と音声産出の特徴)

社会における活動
2020/11/26 ～ 2020/11/26	令和2年度模擬授業講師（Teacher’sラボ（文系）課題研究への支援）「記憶に残る英語学習とは？」
2020/09/12 ～ 2020/09/12	令和２年度教員免許状更新講習学内講師（小学校英語セミナー）
2020/08/04 ～ 2020/08/04	令和２年度教員免許状更新講習学内講師（英語研究セミナーＡ）
2020/02/03 ～ 2020/02/03	令和元年度英語指導力向上事業（文部科学省委託）運営委員会
2019/12/13 ～ 2019/12/13	2019年度福島英語教育フォーラム―：外国語活動から外国語科への橋渡し
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所属学会
1994/04/01 ～	全国英語教育学会
2007/04/01 ～ 2009/03/31	∟ 学会誌編集事務局
2011/04/01 ～ 2016/03/31	∟ 理事
2015/04/01 ～ 2017/03/31	∟ 副会長
2023/04/01 ～	∟ 学会紀要編集委員長
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委員会・協会等
2024/08/24 ～ 2025/03/31	全国英語教育学会　学会誌編集委員会学会誌編集委員長
2024/04/01 ～	全学入試委員会副委員長
2024/04/01 ～	入試委員会委員長
2024/04/01 ～	白鷗大学非常勤講師
2024/04/01 ～	福島県教育委員会「令和６年度ふくしま英語力向上事業：小・中・高連携（南相馬管内）」外部有識者
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