教員・研究者情報 - 高田　兵衛 | 福島大学

（最終更新日 : 2023-07-12 14:01:57）

タカタ　ヒョウエ TAKATA Hyoe
高田　兵衛

所属福島大学センター・研究所等環境放射能研究所

職種准教授

研究成果本文へのリンク
福島大学学術機関リポジトリ　FUKURO_フクロウ_

プロフィール
陸から海洋に至る微量元素や放射性核種の動態解明を目的としている。現在は福島第一原発事故後の海洋中の放射性核種動態研究を中心に従事。

学歴
2007/03/31 (学位取得)	北海道大学水産科学

教育・研究活動状況
(1) Mass balance of radiocaesium migrating through rivers in Fukushima and reaching the coast (2) Marine survey conducted by a research vessel “Shinsei-maru” (cruise No. KS20-17) (3) Behaviors of radiocaesium and tritium behaviors in rivers in southern Fukushima, along the coast, and off the coast.

自己PR
これまで一般の方々が参加するシンポジウムや現地に伺って、海洋環境中の人工放射性核種の動きについて分かりやすい説明を心がけてきました。今後もこのような活動を通じて、正しい理解を得られるような説明を行うなど、得られた知見を社会へ還元する活動をしていきます。更には海洋環境での放射性核種の環境動態に関する成果について、公的機関の刊行物を通して、世界に向けて発信する活動も行っていきます。

現在の専門分野
化学海洋学キーワード(海洋放射能、放射性核種、微量元素、放射性セシウム、地球科学、分析化学、溶液化学、環境放射能、海洋化学、地球化学)

研究テーマ
2013	河口域における固－液相間での放射性核種の動き
2013	河川を介した放射性核種の沿岸海域への定量的影響評価
2011	福島第一原発周辺海域の放射性セシウムの存在量の経年変化
2007	ナチュラルアナログによる海洋での人工放射性核種の動態解明

研究課題・受託研究・科研費
2022/06/13 ～ 2023/03/31	ウェル型ゲルマニウム半導体検出器を用いた環境水試料中の放射能分布に関する研究受託研究
2022/04/01 ～ 2023/03/31	【農林水差分野の先端技術展開事業】令和4年度ICTインフラを用いた効果的な種苗放流による資源の安定化委託業務受託研究
2022/04/01 ～ 2025/03/31	河川を通じた137Csの流出および沿岸海域への拡散プロセスの解明科学研究費助成事業基盤研究(C)
2021/04 ～ 2025/03	福島沿岸の放射性セシウム動態解明に向けた汚染懸濁粒子の作用機序科学研究費助成事業基盤研究(B)（一般）
2020/11 ～ 2022/10	福島事故10年後の海洋生態系における放射性セシウムの浄化機構の解明奨学寄附金（公募採択型助成金）
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著書・論文歴
著書	Spatiotemporal Variation of Radiocesium in Coastal and Oceanic Seawater Behavior of Radionuclides in the Environment III,255-283頁 (共著) 2022
著書	IAEA TECDOC-1927. Environmental Transfer of Radionuclides in Japan following the Accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant (共著) 2020/10
著書	福島第一原発事故の海産生物の影響評価-137Csの海産生物-海水濃度比（CR）を指標として- 2019/08
著書	福島第一原発事故の海産生物の影響評価-137Csの海産生物-海水濃度比（CR）を指標として- 海洋と生物 41 (4),377-384頁 (共著) 2019/08
著書	東電福島第一原発事故後の海洋環境における海水，海底土中放射性セシウムの減少傾向について 2017/06
全件表示（97件）

学会発表
2020/09/15	浜通り地域における出水時の河川水137Cs濃度の時間変動 (日本原子力学会2020年秋の大会)
2018/10	Marine: Fish CR. (Third Technical Meeting (TM) on the IAEA’s Programme on Development, Testing and Harmonization of MOdels and DAta for Radiological Impact Assessment)
2018/06	Marine biota CR and sediment CR before and after the FDNPP accident. (2018 Interim Meeting (Fukushima parameter) of WG4 of IAEA)
2017/10	Marine: Fish CR. (Second Technical Meeting (TM) on the IAEA’s Programme on Development, Testing and Harmonization of MOdels and DAta for Radiological Impact Assessment)
2017/09	Radiocesium in the swash zones off the west coast of Honshu Island, Japan. (6th Asia-Pacific Symposium on Radiochemistry)
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講師・講演
2019/10/05	魚と海洋環境の関係 (相馬市原釜荷さばき施設)

社会における活動
2020/09/07	台風後海でセシウム濃度上昇
2020/09/03	「セシウム濃度」...一時上昇　福島大分析、台風19号で土砂流出
2020/09/03	台風で海水のセシウム４．３倍に上昇　福島大が調査
2020/09/03	本県沿岸のセシウム濃度　台風１９号，土砂流出で上昇

所属学会
	日本海洋学会
	日本地球化学会
	日本地球惑星科学連合

委員会・協会等
2019/11 ～ 2020/10	International Conference: Ten Years after the Fukushima Daiichi Nuclear Accident –Impacts of Environmental Radioactivity and Advances in Radioecology (IERR) Executive Committee
2014/06	茨城県東海地区環境放射線監視委員会調査部会専門員